インビザラインによる歯列矯正をする際、アタッチメントと呼ばれる突起物を歯の表面に付けます。アタッチメントは以下の写真のようなものです。

インビザラインアタッチメント
アタッチメントって、そもそもなに?
アタッチメントという概念がマウスピース矯正を飛躍的に向上させたといっても過言でないくらい画期的なものです。従来型のブラケット矯正では、1つ1つ(1歯1歯)の歯に金属ブラケットをつけます。

ブラケット矯正装置
この「1つ1つ」というのがポイントです。1つ1つの歯にさまざまな角度から力を加えることが可能になります。
一方、インビザラインはマウスピースなので、装置が一体化しています。

インビザライン
つまり、マウスピースでは、一度に全体に力を加えることができますが、1つ1つの歯に、各々個別の力を加えることが難しくなります。これを解決するのが、アタッチメントです。アタッチメントをつけることで、個別の歯に力を作用させます。アタッチメントにより、前後上下左右360度への力が伝わりやすくなり、歯の移動の幅が広がり、移動のコントロール力が向上します。
インビザラインの成功の1つのカギは、アタッチメントなのです。
アタッチメントが取れたらどうする?
アタッチメントが取れてしまい、不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。そもそも、矯正治療が終わったら取るものなので、取れやすいのがアタッチメントです。また、「自然に取れてしまった。」という方も多数いらっしゃいます。ですので、心配されなくても大丈夫です。
では、今後は、どうしたらよいのか?
● 次回の(治療の)ご予約まで、アタッチメントなしでマウスピースを装着して、引き続き、矯正治療を続けていただければ大丈夫です。
● アタッチメントによって固定されていたマウスピースが移動(少しずれる)ことがあり、その際に痛みを感じることもあります。この痛みは、すぐに治まることがほとんどです。経過を観察し、痛みがなかなか治まらない場合は、担当医(または医院へ)に連絡を。
● アタッチメントが取れたことを電話などで医院まで連絡。その際、何個目のマウスピースを現在使用しているのか?、どこのアタッチメントが取れたのか?を伝えることが大事です。治療に支障がないのかの判断にもなりますし、次回の来院準備を事前に医院が行うことになり、スムーズな診療につながります。
矯正治療についてさまざまな疑問を解決する矯正歯科治療ガイドはこちら

城東歯科のホームページはこちらから