「インビザライン 後悔」という検索数から見えてくるものとは?
インターネットの検索数の推移を調べてみると、世の中の動きが見えてきたりします。こちらは、「インビザライン 後悔」という検索数の推移です。

インビザライン後悔
2019年5月より、「インビザライン 後悔」と調べている人が急増していることが分かります。2020年3月には、更に急増しています。
「後悔」という言葉はネガティブな言葉です。「インビザライン 後悔」と調べる検索意図を推測すると、
● 誰が? インビザラインの経験者
● いつ? インビザライン治療中、または、インビザライン治療後
● 何を? インビザラインによる治療結果に対する不満
であると考えられます。
では、このようなことが本当に起きているのか?
その確認のために、「インビザライン 失敗」という検索に関する検索数の推移を調べてみました。

インビザライン失敗
「インビザライン 後悔」ほどではないものの、2018年12月~2019年1月に爆発的に増え、そのまま検索数を維持しています。インビザラインを失敗した人、または、インビザラインで失敗しないか心配という人が非常に多いことが読め取れます。
しばしば、医療においては、「○○難民」という表現を用いられますが、今後、沢山のインビザライン難民が現れる可能性があるのかもしれません。
インビザライン難民はどんな後悔をしているのか?
インビザラインを後悔している人は、以下のような不満を持っているようです。
● 最初に聞いていた治療期間で終わらない。
● 出っ歯になってしまった。
● かみ合わせがおかしくなってしまった。
● 納得のいく治療結果(歯並び)でなかった。
では、このようにならないようするには、どうしたらよいのか?という話ですが、2方向から捉える必要があります。
医院側の責に帰するもの
● 不適切な治療計画
● 適応症の見極め
患者側の責に帰するもの
● インビザラインの使用時間を守る
● 通院のキャンセル・遅刻などによる治療進行の不良
インビザラインは、他の矯正治療と比べて、IPRと呼ばれる歯の表面を削る処置をすることが多いです。もし、インビザラインで治療をした後に、再治療をしようと思っても、やり直しがきかないケースがあります。
インビザラインによる矯正治療を検討されている方は、インビザライン難民にならないように、インビザラインの経験が豊富なドクターを見つけ、安全安心のインビザラインをうけられるようにしていただきたいと考えます。

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